プランルカスト（オノン~Rドライシロップ）が著明な臨床効果を示した小児気管支喘息の興味深い症例

摘要

既往歴および治療歴：平成5年（3歳時）に気管支喘息を発症し，主に春と秋に7年間で討24回もの入院治療を必要としていた。 日常管理薬として，クロモグリク酸ナトリウム（以下DSCG）の定期吸入2回/日，テオフィリン徐放製剤14mg/kg/日のRTC療法，オキサトミド内服，プロピオン酸ベクロメサゾン（以下BDP）吸入100mug/日を行っていたが，中発作が頻回であり夜間睡眠障害が頻繁に認められていたため，塩酸プロカテロールの吸入を2～3回/日，連日使用を余儀なくされていた。