支払制度と医療経営

摘要

DPC(「サイドメモ1」参照)による支払の導入は1つの大きな変化を含んでいる.それは支払われる医療費を決定する根拠がなんであるかという,支払制度という意味では非常に重要な制度の根幹部分である点が変更されていることである.いままでは行った診療行為に対して金額が設定され,その医療行為が正当であることの裏づけとして,その行為を行うに値する(適応がある)病名がついているかが問われる支払システムであった.