医師法·歯科医師法100年

摘要

「当時医士となることは実に容易にして亦実に勝手なりき.此子は身体虚弱にして迫(とて)も一人前の人間となることは難し,お医者にでもするより外に致し方なかるべしとは,一般士農工商間に行はれし当時の説と知るべし」(『国家医学会雑誌』明治34年1月),といった"デモシカ医者"は徳川時代のお話.昭和23年7月30日に制定された現行の「医師法」と「歯科医師法」のそれぞれ第二条には「(歯科)医師になろうとする者は,(歯科)医師国家試験に合格し,厚生労働大臣の免許を受けなければならない」とされている.