頭頸部癌におけるセンチスルリンパ節の意義

摘要

頭頸部癌の治療において独立した予後因子である頭部リンパ節のコントロールは重要な問題である．同側のリンパ節に転移が認められると約50％の生存率低下をきたし，対側に転移が出現するとさらに50％減少する．また，頸部リンパ節転移の有無は従来の診断法〔触診，CT，MRI，超音波エコー，針生検（FNA）など〕では正確に把握できない．