精神障害に関する公的届け出や制度利用の手続きについて教えてください．

摘要

精神科医療は色々な意味で特殊な領域であり，他科の従事者からみて判りにくい面も多いと思われる．しかし，「特殊」というのはある意味で誤解を招く表現であり，より正確にいえば，内科や外科の患者が自らの意思や人権を尊重されながら医療や福祉サービスを受ける権利をもつのと同じように精神科の患者もあらねばならないという観点から，権利擁護の面で弱い立場に立たされやすい精神障害者については法的プロセスなどがより念入りになっているということである．