骨粗鬆症の予防と治療ガイドラィン2011年版の活用法

摘要

脣粗鬆症は生活習慣病であることが定着し，今やcommon diseaseとなっており，各科が診療す る学際的疾患でもあり，プライマリ?ケア医が診療すべき疾患となっている.加えて，高齢者の健康 寿命を損なう疾患でもあるが，無症状で経過することが多く，受診の契機となる症状は骨折しかない. そこで，胃折をきたす前に診断?治療する必要がある.そのため，プライマリ?ケア医の細やかな目 配りが必要となる.骨粗，I症診療を行うに当たっての^引き書として，わが国では『脣粗鬆症の予防と治療ガイドライ ン2011年版』が最もふさわしいと思われる.1人ひとりの患者に最適な治療をすることが何にもま して求められているが，標準的な治療を熟知したうえで，インフォームドコンセン卜に基づいて，診 療情報を提供し，患者の合意を得ることによって，まずは診療がス夕—卜する.本ガイドラインを熟 読したうえで，診療の一助として，活用していただきたい.