半夏厚朴湯の使用目標の検討宿甲問部痛·違和感について

摘要

半夏厚朴湯は『金匡要略』を原典とする処方で咽中英簡を主要な目標として胃症状，神経症状，咽喉付近の症状あるいは浮腫を表すものに応用されてきた。今臥我々は肩甲間部の療病·凝りなどの違和感を訴える2症例に半夏厚朴湯エキスを投与し奏効した。この経験を基に気鬱·水毒の症候,肩甲間郡違和感を有し，咽中気鸞を伴わない15症例に半夏厚朴湯を投与し検討を行った。