帯状疱疹痛に対する生薬の効果：予備的臨床試験

摘要

WTMCGEPP：藤茎（Wisteria floribunda）0.38、菱の実（Trapa natans）0.38、肉豆蔻（Miristica agrans)0.38薏苡仁（Coix lachryma-jobi)0.75、霊芝（cultivated Ganoderma lucidum）0.75、梅寄生（Elfuinga applanata)0.38、組織培養オタネ人参（tissue cultured Panax ginseng）0.3、石榴皮（punica granatum）0.38:数値は乾燥重量g/doseの熱水抽出物の投与により、帯状疱疹患者日本人5人の急性ヘルペス性疼痛が速やかに消失した。 疼痛減少は摂取後2～3日以内に始まり、ほぼ10日以内に完治した。 74歳の2人の三叉神経を巻き込んだ眼ヘルペスを伴った例、70歳の下腹部ヘルペス、17歳の耳ヘルペス、28歳の下肢ヘルペス例全て投与後速やかに疼痛減少、皮疹も改善された。 1年以上経過した現在、ヘルペス後神経痛（PHN）に移行した例はない。