Ⅱ.【硬膜外麻酔分娩のスケジュール】硬膜外麻酔分娩の典型的なスケジュールについて教えて下さい．

摘要

入院までに硬膜外麻酔分娩に支障となる合併症がないか，必要な検査（例えば血液凝固異常では血小板数，出血時間など）をすませておく．可能である．ただし，分娩誘発の前日に入院し，必要に応じて子宮頸管拡張（ラミナリア梓，ミニメトロ，ラミセルなどを使用）を行い，子宮頸管の熟化をはかる．前日の夕方，夕食の前6時間の禁飲食を守り硬膜外カテーテルを挿入し，テスト注入（1％リドカイン3ml）をすませておく．翌日，麻酔分娩の持続注入前にカテーテルの迷人を考慮し再度テスト注入を行う．当日朝のカテーテル挿入は，複数の医師が常駐し，麻酔分娩に十分な時間がとれる場合は可能である．