イブニング·シンポジウム『甲状腺機能検査の有用性の再評価』甲状腺疾患と臨床検査－サイログロブリン、カルシトニンー

摘要

Tgほ甲状腺濾胞細胞で特異的に合成され、その機能ほ甲状腺かレモン（T4,T3）合成の基質となることで、その運命くは、濾胞細胞で合成され、濾胞陛に分泌され、再吸収され、分解され、基本的には血中に分泌あるいは放出されない。臨床検査ではしかし、末梢血中のTgを測定している。 血清Tg濃度を決定する3大因子ほ、（1）甲状腺組織の量、（2）甲状腺組織の炎症あるいは破壊性機転、（3）TSH受容体の刺激の程度（TSH，hCG，TRAbなど）である。 したがって、血中Tgほ"臟器特異的であるが、疾患特異的でほない"ことを理解することがポイントとなる。