到乳粘液癌の1例

摘要

副乳癌は全乳癌の0．5％の頻度であり，稀な疾患である．今回，穿刺吸引細胞診で診断し根治術を施行した腋萬副乳粘液癌を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する．現病歴：約10年前より主訴があり，1cm程度であったため放置していたが，ここ数年で増大したため近医を受診した．穿刺吸引細胞診ClassVで乳癌（粘液癌）と診断された．乳房内に腫瘡はなく．