後天性特発性低ゴナドトロピン性男子性腺機能低下症の1例

摘要

後天性の低ゴナドト口ピン性男子性腺機能低下症Vmale hvpogronadotropic hypogonadism,以下MHH)は視床下部·下垂体の腫瘍·外傷に起因するものがほとんどであり，特発性のものは1997年Nachtigalらの報告以降16症例のみである.われわれは視床下部/下垂体障害による後天性低ゴナドトロピン症による男子性腺機能低下症の1例を経験したため，文献的考察を加えて報告する.また，同症例に対するhCG/ 遺伝子組み換えFSH (r-FSH)の使用経験に関しても併せて報告する.