体外式動脈力ゥンタ一パルセーション補助循環システム（コンパクトCP)の開発

摘要

1953年，Kantrowitzらは大動脈拡張期圧を上 昇させなこと(diastolic augmentation)より動 脈血流が増加することを報告したI960年前後 にHarkenやClaussらが具体的に大動脈拡張 期圧の上昇を得る方法として動脈counterpulsation (CP) の補助循環メカニズムを発表して以後， その臨床応用研究が進んだ.1962年にMoulo-poulosら3)がIABPの臨床応用を報告し，Soroff らは大腿動脈にカニューレを挿入し血液を出し 入れしてCPを行い，大動脈拡張期圧の上昇によ る冠動脈血流の増加，収縮期圧の低下による後負 荷軽減(左室仕事量軽減）を示した.