手根管症候群質問票で評価した手根管開放術の治療成績

摘要

手根管症候群は基本的にしびれや痛みといった自覚症 状が主体の疾患であり，低位正中神経麻痺の症状とTinel徴候，Phalenテスト，手根管圧迫テストなどの理学所見により診断される.神経伝導速度検査をはじめと した他覚的評価法は，自覚症状を必ずしも反映しないと されている.