森·水·風·光を活かしたまちづくり

摘要

梼原町は、高知県中西部に位置し、愛媛県との県境にある清流四万十川の源流域の町である。二三七平方キロメートルに及ぶ面積の九一％が森林であり、標高は、南部の二二〇メートルから北部四国カルスト地帯の一四五六メートルと大きな高低差があるなど、一般的には不利な立地条件にあるまちである。本町の地域づくりの基本は、梼原町総合振興計画に掲げる教育·健康·環境の三つを柱としており、先人から受け継いだかけがえのない自然環境を保全し、将来につなげていきたいという思いがある。