原子力のパブリックコミュニケーション－社会性を有する原子力人材育成のための教育設計

摘要

さて、「社会性」とひとくちに言っても、それは相手を知るところから始まり、知ったことをどのように咀嚼するか、どのような場面でどのように合理的に自分の行動に結び付けるかなど、さまざまなフェーズでのセンスを含む。そして、人材育成という側面からは、この理念をどのように伝え、理解してもらい、体現や実践につなげていってもらえるように導くかは、なかなか難しい課題である。そのために、PCGRでは、試行錯誤を重ねながら、さまざまな取り組みを実践している。以下ではこれらの取り組みの一部を紹介する。