直流100kV抵抗分圧器の国際比較

摘要

1994年にIEC 60060-2が発行されて以来，高電圧標準の比較試験の数か増加している．ここに紹介する文献はアジア太平洋度量衡計画(APMP)に参加している各国の度量衡研究所の高電圧標準の維持を確立するために計画された国際比較で，1999年にシンガポールp生産標準機構(PSB)，台湾の計測標準センター(CMS)，香港の標準校正研究所(SCL)，日本電気計器検定所(JEMIC)の各機関か参加した結果を報告したものである．巡回用分圧器にはオーストラリアの国際計測研究所(NML)の分圧器が使われ，分圧比と抵抗比を測定した．試験の結果は抵抗比の測定値の平均値と電圧比の測定値の平均値ははば一致し，分圧器の相対的な電圧特性も認められた．