WiMAXにおけるIPv6 over IPv4の評価

摘要

著者らは神奈川県藤沢市でOpenWP社と協力し地域WiMAXを利用した地域情報流通システムの研究開発を進めている．OpenWP社のWiMAXネットワークはIPv4 CSを利用して構築されているため，省エネルギーを主たる狙いとしてセンサー情報の収集およびセンサー制御をWiMAXで実施する際にglobal IPアドレスが不足する問題があり，IPv6化が必要となる．システムを大幅に更改することなくIPv4CSを維持しでIPv6を実現するために，著者らはIPv6 over IPv4を利用し，End to EndのIPv6通信を可能とするネットワークを構築した．本報告ではシステムの構成および性能評価の結果について報告する．