発想支援グループウェア郡元の効果～数百の試用実験より得たもの

摘要

1台の計算機を道具または環境として扱い，人間の知的な生産活動を支援する研究は，ヒューマンインタフェースやマルチメディアの研究において行われてきている［Shneiderman 98，ニールセン02］．また，ネットワークによって結合された複数の計算機を用いるグループウェアの研究においても，人間の知的な生産活動を支援する研究は数多く行われてきている［Ellis 91，Stefik 87，松下94，石井94］．その中，日本では，衆知を集める発想法として著名なKJ法川喜田67，川喜田86］を複数の計算機で支援する発想支援グループウェアの研究［國藤93b，松下94］が行われてきた．