近年の医療機器の動向と電気設備 7：診療空間，療養空間における光環境

摘要

「病院が変わる」－現在日本では，本格的な少子高齢化社会を迎えようとする中で，医療資源の有効活用を図るため，医療制度改革が進行中である。 その中で，2001年の第4次医療法改正により，1床当たりの必要病室面積，廊下巾などが改定され，病院建築に大きな変化をもたらした。そのほか「療養環境の向上」という点からも，その変化には著しいものがある。その主な要因としては次の点が挙げられる。