日産ディーゼルのCNGトラック開発と新型車の紹介：CNG中大型トラックの開発状況

摘要

日産ディーゼルは1994年に圧縮天然ガス(CNG) 中型トラックを市場に投入以来、10年以上にわたって多くのお客様にお使いいただいており、現在稼動中のCNG中大型トラックの2台に1台は日産ディーゼル車となっている。 市場投入から現在に至るまで、エンジンの改良や軽量燃料容器の採用などを進め、ディーゼル車と違和感なく使っていただくために性能·耐久性の向上を図ってきた。工場での生産方式においても、定置組立て方式にてスタートしたが2002年からはディーゼル車と同じパワーラインによる生産に移行させるなど、大量普及時代への対応も整えている。また、1998年には当社上尾工場前に自動車メーカとして初めて天然ガススタンドを設置するなど天然ガス自動車(NGV)の普及に向けた活動を展開している（写真1）。