デシカント空調の最新動向：大阪ガスにおけるデシカント空調への取組み

摘要

デシカント空調機は、温度と湿度を別々にコントロールすることが可能で、最初に湿度を取り除き、次に必要なだけ空気を冷却できるのが大きな特長である。 乾燥した空気を冷却するため、従来型のエアコンに比べてエネルギー効率が良く、過度の低温冷房を避けることができる。 また、フロンや代替フロンを使用しないノンフロン空調機であると同時に、大量の外気を導入できる。さらに、コージェネレーションやGHP等の排熱を利用することができるため、省エネルギーで快適な空間を創造できる新しい空調方式となっている。 大阪ガス管内では除湿が必要な工場、スーパーマーケット及び物販店等の30件以上に導入されている。今回、家庭用分野も含めた大阪ガスにおけるデシカント空調機への取組みについて紹介する。