技術者が見た愛知万博①：愛知万博と中部国際空港

摘要

東京農工大学柏木研究室では愛知万博や中部国際空港のエネルギーシステム計画に関係したので、稼動後の状況を調査するため研究室の教官、ドクターの学生及びOB総勢10人で見学会を催した。 本文はその概況を報告するものです（図1）。 一泊二日の工程を有効に使うため、まず中部国際空港を見学することにし、東京から参加する人たちと九州から参加する人達が空港で落ち合うことにした。 当然東京組も羽田から中部国際空港に空路で行くことを考えていたが、時間表を調べて唖然とした。 羽田からはアジアのハブ空港を標榜する中部国際空港へ便がないのである。 そんなことで、九州組に比べ東京組は早く出発する羽目となり、なんとなく割り切れないスタートとなった。 その後の両施設の視察については、環境面·エネルギー面からいくつかの雑誌にそれらの概要が報告されているが、やはり「百聞は一見にしかず」で、見学ばかりでなく旅行中のディスカッションも含め有意義なものであった。