健康センターへのガス単独供給の常用防災兼用発電装置の導入：かすかべ湯元温泉、野田潮の蕩コージェネ

摘要

屋内消火栓設備、スプリンクラー設備などの消防用設備等の非常用電源として用いられる自家発電設備の燃料は従来、液体燃料の使用を基本としている。最近は環境対策から気体燃料である都市ガスを用いたガスエンジンコージェネレーションが採用されているが、燃料供給の信頼性が確認されていないこと等により消防用設備の非常電源としては基本的に認められていなかった。 平成6年5月27日付で消防庁予防課より「常用防災兼用ガス専焼発電設備を設置する場合の運用について」が通知された。 主燃料を都市ガスとするガス専焼発電設備のうち、都市ガスが地震発生時（震度6、地表表面加速度300ガル程度）でも安定して供給できると評価されたものにあっては、予備燃料の設置を要さない常用防災兼用ガス専焼発電設備とすることができるようになった。