大型海外まき網漁船の試験操業許可第一船“第八十三福一丸”

摘要

第八十三福一丸は、本取扱方針に沿って建造された第1番船である。ヘリコプター搭載による魚群探査効率の改善、バトックフロー船型の採用等による燃油効率の向上で生産コストの低減を目指した。また資源保護にむけた漁撈ハイテク機器の採用や漁具改良の取り組みをしながら、一方では漁獲物の高付加価値化にも対応できる冷凍設備の投入等により、経営の安定化を目指したものである。我が国海まき業界のモデノレケースとなれば幸いである。