中計「IZ－60」を見直し:70％稼働でも利益確保目指す

摘要

日本ゼオンは5月18日、本社（東京都千代田区）で古河直純社長が出席し、中期経営3カ年計画「IZ－60」の見直しと今後の取り組みを発表した。国際金融危機に端を発する世界的経済危機によりIZ-60策定時点と比べ環境が激変したとして、最終年度となる2010年度の目標数値を大幅に修正した。会見で古河社長は「2010年4月12日に創立60周年を迎えるのに伴い、IZ（イノベーションゼオン）－60としてスタートしたが、環境の変化で1年も経たずに計画を断念せざるを得なくなった。