強弱の要因が同等に交錯タイ政府は買い付け見送り

摘要

ゴム相場の先限価格は、340円付近にて横ばいで推移している。年初の260円付近から80円超、率で30％強の上昇となったところで踊り場に出た格好である。市況情勢は、先行きの見通しが利きにくくなっているため、それが相場の方向性を不透明にさせている。為替が円安傾向であること、あるいは石油価格が値上がり傾向となっている点については押し上げ要因であるが、その一方、依然として欧州の金融不安が底流していることや中国の景気減速が圧迫要因となり、玉石混淆の状況である。