連続して法勾配を変化させるコンクリートブロック護岸工法について

摘要

平成9年5月に国民の環境に対する関心の高まりや地域の実状に応じた河川整備の必要性から河川法の一部が改正されました。従来からの「治水」「利水」に加え、新たに「河川環境」（水質、景観、生態系等）の整備と保全が位置付けられました。昔から河川は、何度も氾濫や蛇行を繰り返してきました。 その結果、瀬や淵を形成し、動植物の生態系の維持や人々の触れ合いの場としての機能とともに、美しい景観を作ってきました。 その河岸形状は岩肌がむき出しの急法勾配から砂地や草地の緩法勾配と様々であり、その間の河岸法勾配は自然地形に応じ、様々に変化して美しい景観を形成しています。