改良高炉スラグ細骨材を用いたプレミックスドライモルタルについて

摘要

改良した高炉スラグ細骨材のプレミックスモルタル用細骨材としての適性について検討し，次の結果を得た。 　 1）磨砕することにより粒子形状が標準砂に近づき，実績率が上昇した。 　 2）スラグモルタルの初期強度はやや小さいが，強度上昇率が大きい傾向が認められ,28日養生では標準砂を上回った。 ?）水砕原鉱に比べ，磨砕水砕の強度が高くなることが確認された。 　 4）収縮率を抑える目的で石膏を添加した供試体の収縮率は無添加の供試体の収縮率に比べ小さく，石膏の添加効果が認められた。 　 5）左官韓による作業も問題ない状態であり，磨砕スラグはプレミックスドライモルタル用の細骨材として利用できる見通しを得た。