高温アルコール中における低融点元素添加アルミニウム合金の腐食挙動--腐食挙動に及ぼすアノード酸化の影響

摘要

発表者らは、これまでの研究において高温の2-(2-(2-メトキシュトキシ)ェトキシ)エタノール(MEEE)および2-(2-(2-ブトキシェトキシ)チトキシ)ェタノール(BEEE)中におけるBi，Sn添加アルミニウム合金の腐食挙動を調べ、1)アルミニウム合金へのSnの添加は腐食を促進するが、Bi、CuおよびMgが共存すると、その効果は抑えられる。また、2)MEEEの方がBEEEよりも腐食性が若干強いことを、明らかにした。 本研究においては、Bi，Sn添加アルミニウム合金上に、アノード酸化皮膜を化成し、アノード酸化皮膜の構造が腐食挙動に及ぼす影響について調べた。