しんえつのわだい

摘要

大相撲の三役格行司、式守勘太夫が使う軍配を村上堆朱の伝統工芸士、鈴木正さん（75）がこのほど制作した。 村上堆朱で大相撲の軍配が作られるのは初めてのこと。 鈴木さんは「この軍配で名勝負を裁いてもらいたい」と期待を寄せている。 制作を依頼したのは「式守勘太夫後援会」（千葉県）。 二〇〇五年四月、同県のデパートで開かれた物産展で鈴木さんが堆朱制作の実演をしている際に同後援会の進藤嘉成さん　 （64）に声を掛けられたのがきっかけだった。