インターネット小売りが消費をけん引

摘要

中国電子商務研究中心（以下、電子商務研究中心）の発表によれば、中国におけるEC取引の額は、2012 年以降、毎年2桁増が続いている。そのけん引役となったインターネット小売市場の現状と今後の見通しは－。中国におけるEC取引総額の内訳を見ると、工業用製品などの取引額の大きい企業間取り引き（B2B）が全体の7割を占め、それ以外の3割の中身は個人間取引（C2C）や企業の消費者向け取引（B2C）といったインターネット小売りが大半を占めている。EC取引総額に占めるインターネット小売り総額の割合は、11年には13.4%であったが、16年には23.7%に拡大している（図）。