学協会統一情報提供システムについて

摘要

2001年4月に改正技術士法が施行され，技術士試験システムの変更，技術士資格の国際化に向けてAPECエンジニア資格の発足，技術士の継続教育実施とその体系化などが定められたことは先に報告した。このうち技術士の継続教育（Continuing Professional Development，CPD）に関する経過を繰り返し略述すると，2000年12月より日本応用地質学会の呼びかけにより当時5学協会（現在は下記3節に示す7学協会）が協議して各種の継続教育に対応するCPDH（継続教育時間）基準の検討，諸学協会イベントを統一的に取り扱うシステムの開発などが開始され，物理探査学会では2001年1月に臨時委員会として技術士継続教育委員会を設置して関連事項の検討に当たっている。 今回，当面以下に記す7学協会のイベントの統一的紹介と申し込み，CPDH（継続教育時間）の記録などを行うシステムが開発され，10月から運用開始することとなり，当学会各種行事の広報と学会員の利用に資することが可能となるので，以下に，CPDHガイドラインにつき略述した上で，システムの概要とその利用方法について説明することとする。