周波数領域における音響波動方程式フルウェーブ·インバージョンの数値実験

摘要

本研究でほ，周波数領域における音響波動方程式フルウェーブ·インバージョンの数値実験を行い以下の結論を得た。 ·十分低い周波数からある周波数の間において，真の速度構造と現在得られている速度モデルの位相残差が十分小さいという条件が満たされる場合には，その周波数区間にある単一周波数のみを解析に用いることにより，その周波数とその周波数より低い複数の周波数を同時に解析に使用した場合と同程度の精度で解析が可能である。ただし，これほ十分密にデータを取得した場合である。 ふ妞嗡俣葮嬙欷瘸跗讠猊钎毪尾瞍螭龊悉摔い皮希值亭ぶ懿ㄊ榻馕訾蚴激幔盲い胫懿ㄊ蝽槾胃撙工毪长趣摔瑜臧捕à筏聘呓庀穸趣式馕鼋Y果が得られる。 また，周波数の選択指標として，最大位相残差が利用できる。 FWIは1回の反復計算に使用する周波数の数が1つで十分であるため，TFWIに比較して計算時間を大幅に縮小することができると考えられる。 本研究でほ，震源波形を既知として解析を行った。 震源波形の計算方法及びその場合の解析手順については現在検討中である。 また，ノイズの影響についても検討する予定である。