電気探査研究会平成19年度第1回講演会報告

摘要

電気探査研究会では電気·電磁探査のニーズ拡大に応えるべく，会員間の情報交換によるレベル向上を目的として講演会を行なっている。 年度が改まって間もない平成19年4月20日，今年度の第1回講演会を石油天然ガス·金属鉱物資源機構（川崎市）で開催した。 「電気·電磁探査による効率的な浅層調査」をテーマとし，実務的な内容の2件の講演が行なわれた。 1件目は光畑裕司氏（産総研）による「マルチ周波数固定式小型ループ電磁探査GEM-2システムの浅層調査への適用」である。 スリングラム法のシステムの一つである「GEM-2」について，信号の周波数サウンディングの有効性，検出限界，探査深度などについて検討し，バイアス誤差補正方法の提案がなされた。