第7回アジア·太平洋一般溶融亜鉛めっき国際会議論文集（その7）--（14）溶融亜鉛めっき浴からのFe-Al-Znドロスの交流磁場による連続分離

摘要

亜鉛めっきFe－Al-Znドロスを溶融亜鉛めっき浴から高周波交流磁場をかけて除去する試験を実験室規模でおこなった。ドロス分離効率に対する時間の影響を研究した。実験の結果から，磁場に対する溶融亜鉛とFe－Al－Znの影響の違いから，鋼板表面欠陥の原因になるドロスを連続的に除去することができ，除去効率は磁場をかける時間の影響を受けることが判った。磁場の周波数が17.5kHzのとき，有効磁場は0.1Tであり，セラミック筒の断面は10Ⅹ10mm，磁場負荷時間が0.8－2.0秒の時，除去効率は57.50％－82.80％であ，実験結果は理論的考察によくあてはまるものであった。