松尾電機では高GVタンタル粉の実用化で製品系列の多様な展開を進める

摘要

松尾電機のチップタンタルコンデンサにおいて，基本モデル267M型を母体に，製品系列が多様に展開していく際には，固有技術としての平押成形機，連続焼結炉，陰極形成技術などの新発展があり，これによって40,000CVから70,000CVまでのタンタル粉が実用化された。 こうした動きの中で生み出された製品に，次のようなものが挙げられる。1992年に，携帯電話，DVC,MD，PCMCIAなどの携帯機器用途向けに，40,000CV/gのタンタル粉を使って開発された。 寸法は2.0（L）×1.25（W）×1.2（T）mmの超小形で，高密度実装に適した高い寸法精度を持ち，ハンダ耐熱性は260deg C 10秒を満たすエポキシ樹脂モールドタイプのチップタンタルコンデンサである。