主カのタンタル粉で新技術にょる新プ口セス確立を

摘要

タンタルをはじめとして各種レアメタルを総合的に扱う「スタルク ヴイテ、ソク」では，4月5日付で新社長が誕生した。 折から主力製品のコンデンサ用タンタル粉需要は回復へ転じ，同社の生産·出荷も低迷から脱出へ向かい始めた。 こうした状況下での今後の展望などを伺ってみた。 （文責編集部）-タンタル電解コンデンサの需要は，部分的ながら回復へ向かい始めたようですが，タンタル粉の出荷動向はいかがですか。今年1～2月ごろから回復への兆しが見え始め，3月末には国内ユーザーの在庫調整も終了し，4月からは出荷量も増えるようになった。 今後は4－6月期も7～9月期も，ある程度の上昇が期待され，工場の稼働率もピーク時の60％ぐらいまで回復する。ただ10月以降の傾向については，お客さんも慎重な姿勢で話してもらえず，どうなるかが読めない状態である。 2000年までの需要高揚とその直後の急落というパニックが，あまりにも激し過ぎただけに，電子機器·部品業界をはじめ全体が警戒を解いていないものと推察する。 -今年1～4月のKソルト輸入実績を見ますと，水戸工場のタンタル粉生産は目4～5t程度かなと推察しますが……。