社内改革で管理体制を完成,今後は資源の再配分に注力

摘要

2002年の取材時に梅本禎親前社長が「忍耐の期間に社内改革と体質改善に力を入れる」とのお話しをなされていたが，2003年5月から経営を任された杉井洋現社長としての今後の経営方針や製品開発などについて今後の展望を伺ってみた。 （文責編集部）前社長から受け継いだ社内改革と体質改善についてどのような結果となったのかをまずお聞かせください。 わたしどもはISO取得などについては一生懸命行っており，そういった意味ではお客さんからの評価は頂けている。 お客さんからの監査を頂いた場合でも100点に近いほどの満足度を得ている。ただし，国際規格取得などに関してはうまくいっていたが，会社全体のシステム，効率的に仕事をする仕組みなどが不十分な面が多かった。 そこを何とかしなくてはいけないと前社長の梅本が力説していた。 そこで，3年をかけて会社全体が基幹システムに基づいて統一のとれた経営ができるようにし,経営効率が分かるシステムにした。それが昨年の3月に完成した。 このシステム造りにはかなりの投資が必要だった。