三次元モデルを活用した組立性改善

摘要

組立性の良い製品を作るには，設計段階で設計部門と工作（組立）部門が連携したものづくりを行う必要がある。しかし，多品種少量生産製品は大量生産製品と比較して，設計／生産技術部門の担当者一人で担当する機種が多いため，作業負荷が高く十分な連携が困難な状況であった。この課題を解決するため，鉄道車両の推進制御装置を対象に，設計段階での工作部門参加による組立性検証プロセスを定義するとともに，三次元CAD（Computer Aided Design）モデルを活用し設計部門と工作部門が連携できる仕組みを構築した。