Ghost Fluid法を用いた気液二相流での圧力波の伝播に関する二次元直接数値計算

摘要

このような背景のもと、本研究の目的は、気液両方の圧縮性と個々の気泡の大きな体積変化および変形を考慮し、気泡流中の衝撃波の伝播を直接数値計算し、様々な平均化方程式の仮定の妥当性を検討することである。本報ではその第一段階として、修正Ghost Fluid法を用いて、液体中に分散する二次元気泡群と衝撃波との干渉問題を直接数値計算し、初期気泡半径の違いによるボイド率の変化が圧力波の伝播速度に及ぼす影響を調べ、等温の均質気液二相媒体において定義される伝播速度［1］と比較検討する。