ナマステ：ネパールから

摘要

バンコクから空路約3時間で，ネバールの首都カトマンズに到着する。 途中，天気が良いと，進行方向右側のヒマラヤ山系の中にエベレストを見ることができる。 ネパールは東西に細長い内陸国で，1）インドと国境を接する南部の平遡地域（テライ），2）中国（チベット）と国境を接する北部の山岳地域，3）それらの中間の丘陵地域，の3つに大分できる。 カトマンズは丘陵地域の盆地の中にあり，東西にもほぼ中央に位置している。 標高1，400mで，気候は比較的すごし易い。 夏はモンスーンシーズンでもあり暑い日もあるが，30度を大きく超えることは少ない。 一方，冬は1～2月の最も寒い時期でも日中の気温は10度以上まで上昇し，かなり寝かい。 夜も零度以下になることはあまりなく，カトマンズには降らない。 但し，冬は早朝は霧がかかることが多く，国内線の飛行機はかなり遅れることがある。 実は赴任する前には，カトマンズは澄んだ空気でヒマラヤ山系がよく見えるものと期待していた。 しかし，きれいに晴れ渡る日は思ったよりも少ない。 また，最近は増大する自動車の排気ガスや都市化の進行などの影響により大気汚染も進んでおり，ネバール政府は排ガス規制などの対策に取り親んでいる。