噴流床型バイオマスガス化法とバイオマスエネルギー利用（気相中の固体バイオマス熱化学反応）

摘要

噴流「床」と訳されているが、英語名“entrained flow”がより実態に則している。上向きのガス流（水蒸気や酸素等）によりバイオマス（固体）を浮遊·旋回させながらガス化する方法である。混相流応用の一例として本稿を依頼された。反応炉内のバイオマス挙動や反応は複雑で、完全には解明されておらず、重要な研究課題の一つである。本稿では、既に解明された反応を解説する。