食品や医薬品関連化合物の安全性に関する細胞レベルでのアプローチ: 亜鉛含有医薬品，ポラプレジンクのラット胸腺細胞に及ぼす影響

摘要

医薬品や関連化合物の安全性に関する基礎的知見と 臨床的知見との間に，乖離が見受けられる.そのために. 乖離が少なく ，双方の知見が相関する精度の髙ぃ評価系が求められている.我々が用いているin vitroの实 縣の精度を評価'比較するために，現在まで制がん剤. 全身麻酔薬，抗不安薬.抗真菌薬.医薬品関連化合物 (防腐剤，金属キレート剤，健康食品'サプリメントな ど）及び可溶化剤（非イオン性界面活性剤）を用いて. 実験的に評価を行っている卜.本稿では.亜鉛含有 の医療用医薬品として消化性潰瘍の治療に供されてい る「ポラブレジンク（polaprezinc)」の安全性につい て細胞レベルで検証したので解説する.