目が離せない小売流通の動向--ダイエー、イオングループ、合弁流通外資、新しい大型外資etc．

摘要

食品業界当面の関心事の1つに、近未来の流通地図がどう変わるか--という問題がある。 小売流通の方向性がはっきりしていないと、氷河期を脱出できないと業界識者は指摘する。 一方、個々の企業でみると、再建は「国家事業」とされるダイエーの動向、西友とウォルマートの関係は本物になるのかどうか、イオングループの拡大路線は盤石路線なのかどうか、ここまで伸びてきたコンビニェンスストアの再編成があるのかどうか、新しい大型外資、たとえばテスコが入ってくるが、ウォルマートに次ぐ合弁流通外資がどのように攻めてくるのか、あるいは先発外資が撤退するようなことが出てくるのか、それらの動向には目が離せない。