「コーヒーの需要動向に関する基本調査」を発表、全日本コーヒー協会－若年層、高年層への“コーヒー有益性“の知識の広がりが肝要－

摘要

コーヒー業界は、24歳以下のヤング層における消費が横バイないし下降をみせ始めていること、米国ではすでにヤングのコーヒー離れが起こり、25～59歳の働き盛りの層でのコーヒー飲用坪数の減少が非常に目立ってきていることから、績極的な巻き返し方策をたてることが重要な課題となってきた。 全日本コーヒー協会が最近まとめた「コーヒーの需要動向に関する基本調査」によると、日本のコーヒーの飲用量は、全体としては94年から96年にかけて4％増となっているが、これは25～59歳までの男女の伸びが続いていることに支えられているもので、それ以外の若い層や60歳以上の層で低下しており、このままでは米国の二の舞いにもなりかねないと心配されている。