マンハッタンのサバの塩焼き

摘要

十数年前長男の学校の卒業式に出席することになり，夫婦でアメリカに出掛けた。西海岸のシアトルから入り，東海岸のロードアイランド州プロビデンスで卒業式に出席した後，カナダのケベック州等へドライブした後，ニューヨークに立ち寄った。 40代の頃は，外国へ行った場合，その土地土地の名物料理をつとめて食べてみることにしていたが，50代になってから，急に食性が純日本人に回帰したのか旅行鞄の中にも緑茶，昆布茶，インスタント味噌汁，簡易湯沸器を携行するようになっていた。滞在日数は1週間を超えた程度ではあったが，連日朝から大皿で出される北米料理にはもう既に辟易としていたので，ニューヨークへ着いた時は限界点に達していた。