急成長するnon-GMOなどの認証食品ラベル表示

摘要

"non-GMO","オーガ二ック"，"フェアトレード" などの食品ラベルは，かって自然食品店でのみ見 られたが，普通のスーパ一マーケットでも激増し つつある。消費者はより少数の，よりシンプルで， ナチュラルな素材で作られた食品一すなわち GMO (遺伝子組換え作物）や農薬，および分か りにくい素材などを含まない食品を欲している。 第三者機関が認証したラベル表示の製品は消費者 の強い需要がある。しかしながら，認証には誓約 とトレ一サビリティの記録を残すことが要求され る。一方，素材の調達は着実で一貫した供給を確 実にする長期の計画を含む。オーガニック，ナチ ュラル，持続可能，フェアトレード，GMOフリ —などの素材調達の課題に，サプライヤーは空前 の速さで取り組んでいる。MintelのGlobal New Product Database (GNPD)によれば，2015年 に巿場導入された新製品でnon-GMOまたはGM0 フリ一のラベル表示をもつ製品が15.7%あり， 2014年の10.7%， 2012年の2.8%から増加して いる。このことは，non-GMOは最も急成長して いる食品のラベル表示であることを示している。 同じように高い伸びはオーガニック製品にも見ら れ，2015年にオーガニックのラベル表示をもつ 新製品は13.5%あり，2014年の10.7%から増加 している。フェアトレードのような道徳上のラ ベル表示も増加しており，2014年の6.7%に比べ 2015年は7.9%とわずかに増加している。