ウメ.モモ.サクラ覚書き

摘要

地球の自転軸が傾いていることで，昼が長い夏 と短い冬が生まれ，春分のころに植物の開花や開 葉が集中し，花の花粉や蜜，新鮮な若葉を餌とす る昆虫やさらにそれらを食する鳥などの動物の活 動が活発化する。また，秋分を過ぎると多くの 木々や草々が結実し，その豊富な果実、種子など を求めて再び生き物の活動は勢いを増す。夏冬のニ季だけではなく，春秋を加えた一年を 四季とする区分が日本で定着したのは，この春と 秋のきわだつ生き物の活動によるところが大きレ、。ところで，地球の天気は，発生場所も気圧も異 なる複数の気団の動きに左右される。気団は太陽 の黒点変化の影響を受け，発生時期や経路等が変 化する。