新時代を迎えた腸内常在菌研究-プロバイ才テイクスおよびプレバイ才テイクスによる腸内環境コントロール-

摘要

21世紀は腸内常在菌の構造と機能 が全面的に解明され、それを人類は自 らの健康管理に応用しえる時代である。 事実、1997年から2012年までに発 表されたヒト腸内常在菌に関する論文 数（FubMed上での調査）を検索し みると、右肩上がりの著しい増加が認 められる。いかに腸内常在菌への関 心が高いかを物語っている。本項では 腸内常在菌の多様性解析と生活特性 (生活習慣、食生活など）との関連に ついての知見を紹介し、加齢'肥満と の関わりに関与する腸内常在菌につい て述べる。さらに、腸内常在菌研究 と表裏一体の関係にあるプロバイオティ クスゃプレバイオテイクスによる腸内環 境コントロールについて言及する。